クイズの深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ
クイズの世界への誘い
事の発端は、2度目のアタック25に出場したことです。
完全にリベンジ大会を舐めていた私は、収録当日の朝3時起きで大阪入りし、寝不足の状態でツワモノさんたちと戦い、パッとしない結果に終わったのでした。
wwssus.hatenablog.jp
…くやしい。
絶対に5年後のアタック25で旅行を獲得する!(出る気満々)
クイズがしたい!強くなりたい!
そう思った私は、とりあえず札幌で開催されるクイズ大会に参加してみることにしたのである。
北日本早押王
クイズ大会初参加から5年目までが出場できる新人王というものもあったが、大会の存在を知ったときは既に満員だったので、北日本早押王という大会にエントリーしてみた。
ぼんやりと抱いていた「そこそこいいところ行けるのでは?」という私の淡い期待は、無残にも打ち砕かれるのである。
予選リーグ。第1ゲームはランダムで決められた10名と戦う。1問目問題が読まれてすぐにボタンを押され、「檜舞台」と答えられる。正解。
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年10月9日
待て待て、問題を最後まで聞かないと何を聞かれているか分からないのでは? (続)
最初の方が勝ち抜けるまで、全くボタンが押せない。誰も答えられなかった問題「神田松之丞」でやっと答えられる程度。あと、「吉沢亮」も答えられた。第1ゲームは、そんな感じで、誤答なく、5位。4◯ぐらいだったはず。(続)
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年10月9日
第2ゲーム。人数が少なく、8人部屋。だんだん答えの感じがわかってきた。基本的に素直な連想で良さそう。問題文の途中で「〜ですが、」と崩してくる問題はあるが、アタック25ほど意地悪ではない。「チコちゃんに叱られる!」を答えることができ、3位勝ち抜け。(続)
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年10月9日
第3ゲーム、一勝同士が集められた。格段に押すの早い皆さん。問題を読まれる部分が短すぎて、答えを聞いてもわからない現象。ほぼ何もできず終わる。
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年10月9日
第4ゲームでは、だんだんコツを掴んできた気がするも、誤答しまくりで終わる(続)
プレーオフの前に、新人王準決勝の見学。芸能問題ならなんとか答えられる程度。歴史はさっぱり。
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年10月9日
プレーオフのアタック25分。「ポケットモンスターソード&シールド」はガラル地方が読まれた瞬間、押した。
この感じかぁ… と悦に浸っていたら負けた。(続)
初めての北日本早押王まとめ。
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年10月9日
・意地悪問題は少ない。
・一言一句聞き逃してはならない。
・焦って間違えると痛手。
・早く押しすぎても、答えの傾向を知っておくと正解の確率が上がる。
ガチなクイズ大会の世界、堪能しました!ありがとうございました。
今思うと、よく何も知らない状態で予選で1勝できたね!奇跡!って感じです。
なお、この後漫画「ナナマルサンバツ」を読み始め、ベタ問(=最初の方を聞けば答えがわかる問題、かるたの決まり字のようなもの)の存在を知ったのであった…
mono-series'19
アタック25繋がりの方から教えていただいた大会。参加前はルールがよくわからず、あまり乗り気になれなかったものの、参加してみたらすごくすごく楽しくて。今年ナンバーワンのクイズ大会でした。
モノシリーズ札幌10位でした。モノシリーズ初出場で、クイズ大会は2度目なのに、嬉しすぎる!
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月1日
殿堂入りは「出生」「日本語入力キー配列」「タルトの底が膨らまないようにするため」「ミス・サイゴン」「代々木会館」「ロシア皇帝殺害」「高村光太郎の『手』」「ぴょーん」でした。(続)
#monoseries
この大会には「殿堂入り」という、少数正解者を褒めていただけるシステムがありまして。ビギナーズラックもあるとは思いましたが、これがとてもうれしい!
マイベスト早立ちは「ミス・サイゴン」。しくじったのは「インネパ」と「ねないこはわたし」「レモンのカード」。勉強になったのは「北京ビキニ」「マイニング用グラボ」「Coda」「ファミチキ」「黒豹脱走事件」「西から昇ったおひさま」「棒サッカー」。 #monoseries
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月1日
いろいろ書いたけど、総じてめちゃくちゃ楽しかった!
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月1日
北日本最強王・新人王
こんどはちゃんと新人戦に出るぞと思い、張り切ってエントリーしました。
だがしかし、現実はそう甘くなかった。
とにかく解答権がとれない。特に新人王。ベタ問の勉強してないからしょうがないとは思うけれど。他の人が答えれない問題を拾っていくスタイルには限界があるのかもと思いました。もっと経験を積みたいな。#北海道最強位
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月15日
年号だけとか、最初の数単語とかで回答し、正解がバンバン出るのは驚きです。
私が「わかった!」と思って押すタイミングより、数単語分早く押されている感じ。
クイズ研未経験者の感想としては、「何故そのタイミングで押せて正解できるのかが謎」に尽きる。例えば三竦みときかれただけで「ナメクジ」で正解できるのか?こういうのって一番最後に出てくるのを答えたら良いっぽいのかな?と思ってきたけど、押す勇気は出なかった。#北海道最強位
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月15日
たぶんこの大会で勝ちあがるには、そういう「クイズの型」というものに習熟しなくてはいけないんだと思いました。とっくに学生という立場は通り過ぎたので場数を踏みにくい環境にあることが少し寂しいですけど、しょうがないですね。#北海道最強位
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月15日
今日のマイベスト早押しは「西本願寺」でした。本願寺でも東本願寺でもなく、きちんと「西本願寺」って言えた自分を褒めてあげたい。#北海道最強位
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月15日
「うん、知らない😊」って問題だらけでした!
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月15日
答えがわからなくても、モノシリーズの時は「なにそれ知らない~」と笑いがこぼれるのに、早押王や最強王の時は「ヒエッ わかんない」と気分が沈みました。
クイズ大会に3回出てみた感想
数多の問題が投じられ、打ち返せたものと打ち返せなかったものがありました。
知らないことや、思い出せなかったものは答えられず。
反対に、(正解できた)答えたちは、私の経験した世界をなぞるものであったとも感じました。
昔見ていた音楽番組、曰くのわりに地味だなと思った観光地、打ち込んだ部活。
やろうかどうか迷っているゲーム、ワンシーンしか知らない映画…
【答える手掛かりになったもの】
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月3日
途中までしか撮れていなかった宝塚の録画、習字教室で読んだ少年誌、挫折した料理本、子どもと聞いた読み書かせ、流し見のEテレ、吹奏楽コンクールで聴いた演奏、買おうと思ってやめたガム、苦手だった履修科目、メイクの時短。#monoseries
しかし、自分の経験に基づく知識でクイズ大会を戦うには限界があるとも思いました。
クイズという深淵が私を覗いている
これからは、クイズという窓から、自分の経験した世界に、たくさんの知らないことを繋ぎたい。そして、どんどんとその領域を広げて、たくさんの素晴らしき営みや美しさに気づいていきたい。そう思いました。
…というわけで、問題集、買っちゃった。
とりあえず買ってみた。
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2019年12月16日
恥ずかしながら、このような問題集の存在を初めて知りました。
(今まで就活用の本で勉強してた)
こ、これしきのこと〜
ビギナー向けクイズ問題集 旅立つ冒険者に贈る書 https://t.co/mb8RlmUlXs @q_takより
…最初の1冊って、これで良かったのかしら??
その後(2020.9.8追記)
私はクイズに強くなりたいわけではないのかも
あれからもう1冊問題集を買って読んでみましたが、どうもなじめず。(コラムの部分に、クイズに強くなりたければかくあるべし、ということが書いてあった)
どうも「クイズの答えになりうることのストライクゾーン」のようなものが設定されているように感じます。
プロレスラーに例えると、藤波辰爾は出るけど、鈴木みのるは出ない、みたいな。
ただ、「これ、クイズに出るのかな?」と思いながら本を読んだり、テレビを見たりするのは面白いですね。
マイペースに楽しみたいと思っています。
でも、アタック25で旅行はゲットするんだ~
それはそうと、競技クイズでは端にも棒にもかからない身ですし、短文やベタモンに強くなりたいというモチベーションも低空飛行。
— ヌメラだもの (@tkhsussww) 2020年8月22日
だけど、モノシリの他、私の知らなかった世界に出会えるフリバでの問題後のフリートークや大好物です。